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漢字の正しい書き順は『美しく書ける』『バランスよい文字』という長所に!

漢字の正しい書き順は『美しく書ける』『バランスよい文字』という長所に! 生活
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日常生活での読み書きはもちろん。

様々な場面で もはやなくてはならない「漢字(かんじ)」。

そんな漢字には いわゆる 書き順(筆順)というものが存在します。

世界の数ある言語の中でも中国語、アラビア語と並び 日本語は難しいとよく言われます。

それは書き順の存在も「日本語はムズカシイ、難易度高め」という理由の一つと思われます。

同じく 漢字を用いる中国語も同様でしょう。

では一体、なぜ漢字一つ一つに書き順が設定されているの?

書き順はいつ誰が決めたのか?などなど…

今回は漢字の書き順にまつわる話をしていきたいと思います~👍

書き順は文字を美しく書くためにある!

はじめに 筆順(ひつじゅん)はなぜ存在するのか?を解説します。

結論からいうと、筆順通りに書くのが あらゆる面で最適だからです。

何が最適なのか?というと・・・

  • 美しい文字が書ける
  • 覚えれば非常に書きやすい
  • 手が疲れにくい
  • 漢字を覚えやすい

といった効果が得られるからですね^^

中でも「美しい文字が書ける」という効果が絶大です!

イナリ個人の感想ですが 書き順を意識することで 文字のクセが無くなりました。

ほかにも 文章を書いた時、今までは一文字一文字がずれてしまい。。。

字の全体がガタガタでした。

しかし書き順を意識することで、文章を書いても全体の中心が揃いました!

また、書き順は矯正して慣れるまでは書きにくい。。。

しかし慣れると 間違った書き順の時より とても滑らかで 楽に書きやすくなります☆

正直 本当に書き順って 凄いなぁと思いましたよ(笑)

書き順を意識すれば漢字のバランスが整う

また 書き順は漢字をバランス良く書くために 最も理にかなった順番になっています。

例えばですが「国」という漢字を書くとする。

  1. 本来の書き順「囗(くにがまえ)」の下線以外を書いて・・
  2. 「玉(たま)」を書く

これが正解の書き順です。

しかし間違えて「玉(たま)」を先に書いてから「囗(くにがまえ)」を書けば・・・

「玉(たま)」の大きさを基準に「囗」で囲まないといけなくなります。

すると字サイズやバランスを調整するのが難しくなる。

反対に 筆順通りに書くと「囗(くにがまえ)」の大きさや形を好きに書きます。

つづいて「玉(たま)」を書けば良いので自然とバランスが整います^^

漢字の正しい書き順は『美しく書ける』『バランスよい文字』という長所

また、名のある書道家や書道の先生などは 書き順を徹底しているんです。

一層書き順の重要さがうかがえますね😙

書き順は長い歳月を経て確立した最善の書き方!

一文字一文字に筆順が設定されたのは 昭和33年(1985年)に文部省が定めました。

しかし もちろん当時 文部省が書き順を考えたわけではないです(笑)

我が国 日本には 古来より書道という芸術(伝統)があります。

歴史人物でも 空海(くうかい)。

また嵯峨天皇(さがてんのう)など字がキレイな方は めちゃくちゃ多いですからね~🤔

私たちのご先祖様が 長い年月を経て 様々な書き方をするうち「最善の書き方」が大体 決まっていきました。

昔の時代はもしかしたら 現代人の私よりも文字を書いてます。

そのなか漢字を綺麗に書くコツが 少しずつ研究されていったのでしょう。

この書道には 色々な流派があります。

書道の流派を統一したのが この昭和33年(1985年)というわけです。

流派によっては多少の差異はあったと思います。

しかし、昔から漢字の書き順は およそ定められていたということです。

いやはや 面白い話ですよね~^^

書き順には法則がある!

ここまでは 書き順の大切さについて述べてきました。

うんちくを語りましたが、

難しいのは「正しい書き順をマスターする」ことです…😓

今まで偉そうに言ってましたが・・・・

実際 ワタクシも小学校の頃から「辶(しんにょう)」を 先に書いたりなど。

中学や高校でもめちゃくちゃ間違った筆順で覚えてしまってました。

ですので筆順を矯正して直すのは苦労しました(笑)

かといって、漢字全ての筆順を確認する ということは なかなか容易ではありません。

とりあえず 筆順の最低限法則を紹介しようと思います😊

とはいえ例外の筆順(書き順)もあるので注意してください。

漢字【書き順の大原則1】上から下に書く

まずは書き順の大原則、基本中の基本を紹介します。

「三」や「工」のように上の画から下の画へと順番に書きます。

(例)「三」や「工」

漢字【書き順の大原則2】左から右に書く

こちらも基本中の基本になります。

「川」や「休」などのように、左の画から右の画へ順番に書きます。

先ほどの上から書く「大原則1」。

そして左から書く「大原則2」が合わさる事で・・・

結果的に 大体の漢字は左上から書き始めることになります。

(例)「川」や「休」

漢字【書き順の原則1】横画を先に書く

先ほどまでは基本中の基本でしたが、ここからは実際に応用が利くと思います~。

まず縦画と横画が、十字架のように交差する場合、基本は横画が優先で書きます。

下の例外を除いてとりあえず漢字に十字架部分があれば 横から書けば間違いありません!

(例)「十」や「士」

漢字【書き順の原則2】横画を後に書く(原則1の例外)

ややこしいと思いますが原則1の例外があります。

縦画と横画との交差時、次の場合👇に限り、縦画を優先で書き 横画をあとに書きます。

  • どこかに田が入る漢字(角、油)
  • どこかに王が入る漢字(生、青)

が例外です。

日本人でもこの書き順を間違えていることが多いようです。

これを覚えたらあなたも書き順マスターだよ💪

(例)「田」、「王」、「胃」、「生」

漢字【書き順の原則3】中を先に書く

中心に画があり左右にも画がある場合、中、左、右の順に書きます。

なお「忄(りっしんべん)」と「火」は例外になります💦

そんなにむずかしく考えなくてもOKです。

(例)「小」、「水」、「氷」

【書き順の原則4】外側を先に書く

「囗(くにがまえ)」のように囲むものは先に書きます。

※「医」や「匠」などの「匚(はこがまえ)」は上の一角目を書いてから、中の「矢」や「斤」を書いて最後の一角で囲いを作ります。

(例)「国」、「因」、「日」、「目」

漢字【書き順の原則5】左払いを先に書く

左払いと右払いが交差する場合は、左払いを優先的に書きます。

右払いは基本的に最後に書きます!

(例)「父」や「文」

【書き順の原則6】貫く縦画は最後に書く字の全体を貫く縦画は最後に

分かりやすく言えば焼き鳥や団子でいう「串」と同じ(笑)

焼き鳥の「串」を指す場合、具材の最後にさしますよね。

(例)「中」や「車」

【書き順の原則7】貫く横画は最後に書く

字の全体を貫く横画も最後に書きます。

(例)「女」、「子」、「与」

【書き順の原則8】横画と左払いは短い画を先に書く

「横画」と「左払い」が交差する漢字は「左」、「有」、「佐」など沢山あります。

これらの漢字は どちらかが短いので、短い方を先に書きます。

「友」や「在」は左払いの方が長いのはよくわかります。

しかし「右」や「有」は、フォントでは分かりにくいですが、漢字の構造上、横画の方が長いので一角目に左払いを書きます。

ややこしいですが、この法則により「右」「左」の書き順は異なるので注意ください😅

でもこの法則通り「右」「有」は左払いを短く横画を長く書くと字形が非常に整います。

どうぞ試してみてね~。

(左払いが先の例)「右」、「有」、「布」

(横画が先の例)「左」、「友」、「在」

以上で基本原則の紹介は終わりです

例外もありますが、この原則を押さえておくだけで、漢字を書くのが楽しくなります。

また字もキレイになり一石二鳥ですぜぃ♪

まとめ:名前だけでも正しい書き順で書けば美しく見える☆

「漢字」は書き順が間違っていても 書き終えた漢字を見ても 「書き順が違う漢字だね」とはわかりません。

書いている途中でも「書き順が違うよー」と指摘されることは まずないです。

しかし漢字の正しい書き順(筆順)をマスターすれば・・・

  • 手が疲れにくい
  • 書きやすい
  • 漢字を記憶やすい

など多くのメリットがあることも分かりました。

とはいえ、漢字のすべての書き順を 一から習得は 根気が必要で大変。。。

なので、最低限 自分自身がよく使う漢字。

つまり自分の名前や仕事や学校でよく使う漢字、また自分の住んでる住所。

これだけでも 正しい書き順で覚えれば もう最高だと思っています。

皆さんも是非 正しい筆順で 美文字ライフを送ってください~。

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